「私たちの体は私たちの食べたもので出来ている」
この当たり前の事実を私たちは、ついつい忘れてしまいます。
私たちの体は60兆個の細胞からできていて、常にその細胞たちは新しいものに入れ替えられています。
福岡伸一さんという方が著書の中で、
「体のすべての分子は食べ物の分子と絶え間なく入れ替わり、全体として流れているのです。これをシェーンハイマーは『動的平衡』と名づけました。」
と書かれています。(シェーンハイマー:20世紀のユダヤ人科学者)
私たちの体は約3ヶ月ですべての細胞が入れ替わります。
その時にいい食事をしていれば、いい材料を使っていい体が作られるのです。悪い食事をしていれば・・・その反対になるのです。
脳がよくない材料によって作り替えられてしまえば、司令塔である脳の機能が落ちて、心身の不調が起こりやすくなります。
子ども時代は成長期です。食事を変えていい材料を入れることで心も体も本当に劇的に変わっていくのです。このことを忘れてはいけません。
では良い材料の食事とは、具体的にどのようなものを食べたらよいのでしょうか?
1.タンパク質をしっかり食べましょう
2.よい油を使いましょう
3.添加物をできるだけ避けましょう
4.糖質制限とグルテンフリー・カゼインフリーをこころがけましょう
タンパク質は人間の体の全ての元になります。
油は細胞膜で使われます。良い油が良い細胞、良い代謝をつくります。
最近の食事は、トランス脂肪酸といって、体の中で固まってしまう油が多く含まれてしっまっています。
添加物の中には毒性の強いものもあります。
現在の私たち、特に子供には、毒性を排除できるだけの体が整っていない子が多いのです。
執筆者:かがせみどり